その会社らしさが出るユニークな福利厚生もあります
福利厚生、と言われると社会保険や住宅手当、家族手当に通勤手当といったように少しお堅いイメージがあるものですが、この言葉の意味は非常に広く、会社が提供してくれることになる設備や休暇制度なども含まれることになるため、この隙に付け込んでその会社らしさを表現している企業も多いです。
休暇制度についても有給休暇以外にも休日の活動目的に応じて他の特別休暇制度を利用することができたり、手当についてもユニークな条件で特別な手当がもらえることがあったりと、会社ことの特色を福利厚生という形で社員に還元してくれることもあります。
中にはあまりのユニークさのために「ここで働いてみたい」と感じさせるような制度もありますので、就職活動中の方はぜひ福利厚生を注目してみることをおすすめします。
会社の設備も福利厚生のひとつです
仕事は自宅で行うわけではなく、1日の内にオフィスに居る時間も自ずと長くなってしまいますので、会社の設備が整っていると仕事への意欲も引き立つというものです。
たとえば大人気スマホゲームやSNSの運営を行っている企業では、社員全員に対して50万円以上する超高額でリラックスできる椅子が支給されます。
特にIT企業はデスクワークが基本となりますので、このように椅子やデスク周辺の環境は仕事にも大きな影響を与え、これならばより良い仕事ができそうですね。
また別のゲーム会社ではシェアハウスが提供されていて、ラウンジやキッチン、リラクゼーションルームなども自由に利用することが可能となっています。
冷蔵庫などもありますので生活も送れてしまえそうなほど良い設備が整っています。
さらに、甘味好きにはうれしい、お菓子食べ放題の福利厚生が受けられる企業もあります。
こちらではお菓子だけでなく、エナジードリンクも飲み放題、更にはなぜかライブステージまで作られているという、職場とは思えないカジュアルな設備が整えられているのが特徴です。
社内で気軽に気分転換ができることで、業務の効率も向上するのかもしれません。
ユニークな休暇制度もあります
有給休暇、産休、育休といった一般的な休暇とは違ったユニークな休暇制度を福利厚生に含めている企業もあります。
たとえば「失恋休暇」というユニークな休暇を認める会社があります。
その名の通り、失恋した直後ならば取っても良いという休暇制度で、20代前半ならば1日、後半ならば2日間もの休暇を取得することが可能です。
確かに失恋をした状態だと何に対しても力が入らないというものですので、こういった休暇はありがたいですよね。
また、スノーボードブランドとして有名な会社では、雪が積もった場合には仕事は休みになるという休暇制度があります。
降雪が60.96センチを超えると、社員全員が仕事ではなくスノーボードを楽しみに出かけてしまうためにできた休暇制度です。
従業員はウィンタースポーツが大好きな人ばかりなので、そうした人たちにとってはうれしいですし、働きやすい制度でしょう。
ユニークで面白い手当も登場しています
最後は面白い手当について紹介していきます。
ある企業では極限まで「面白さ」を追求し、給料外の手当について、一部をなんとサイコロの出た目によって決めるという「サイコロ給」と呼ばれる手当があります。
サイコロ給以外にも社員同士でどちらがより面白いかを競い合い、勝者には手当が支給されるといったように、ユニークな手当も多数あります。
デート支援金制度という手当を実施している会社もあります。
こちらの手当は東京から1km離れた場所に行くごとに100円が支給されるという制度になっており、遠距離恋愛をしていても、旅行に行くにしても助かる、ユニークな手当ですよね。
距離によって支給される金額も高くなっていくという交通手当の特徴を旅行に対する手当としてしまう点が機転も利いています。
(まとめ)王道の福利厚生だけじゃない!ユニークな制度もある?
ひとえに福利厚生と言ってもそのタイプは様々で、王道の社会保険や手当などの制度だけでなく、その企業の特色をあらわすようなユニークな制度が取り入れられている企業もあります。
会社の設備をユニークなもの、上質なものにして社員の気分をリフレッシュさせることによって仕事への意欲も向上させるという狙いが見られます。
普通の仕事とは少し違った雰囲気が味わえそうですね。
休暇制度についてもユニークな制度を取り入れている企業があります。
プライベートを楽しむことで仕事との両立をはかることも可能となるため、休暇制度は自由度が高いほど良いですよね。
一般的な手当としてはやはり住宅手当や時間外手当などが王道ですが、こちらの福利厚生についても会社によっては独自のユニークな制度が整えられていることもあり、見てみると面白いです。