パタゴニア日本支社ってどんな会社?
登山やサーフィンなどのアウトドア用品や衣料を提供するパタゴニアは世界中に根強いファンがいるブランドとなりました。
美しい自然を守るための活動や環境に配慮した製品の数々でクリーンなブランドイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
パタゴニアの魅力は製品の品質の高さと共に実現している環境への配慮で、1996年から始められたオーガニックコットンを使用した衣料品の生産は中でも注目されています。
当時はオーガニック素材を用いた衣料品の生産はコストがかかり過ぎてしまうために取り組む企業はほとんどありませんでした。
環境の保全について、昨今では声高に叫ばれるようになった昨今ではこの経営戦略が功を奏し、成功に結びついたという見方もできます。
環境との調和が目指されている経営は衣料品メーカーだけでなく様々な分野にて必要とされているため、今後もこのブランド力は力を発揮していくことが予想されます。
カジュアルなファッションアイテムも販売されていますが、パタゴニアといえばやはりアウトドア用の各種ウェアが魅力です。
メンズ、ウィメンズどちらのアイテムも揃えられているだけでなく、スキーやスノボーといったウィンタースポーツウェアからサーフィンやその他アウトドア用のウェアが揃えられており、四季折々にてラインナップの充実度も柔軟に対応しています。
機能性も抜群で、気心地だけでなくアウトドアを楽しむ上で便利な点も魅力です。
パタゴニア日本支社では北は札幌から南は福岡まで、のべ22店が出店しており、各地にて買い求めることが可能となっています。
パタゴニアの環境保全へのこだわりは通常を遙かに凌駕するものとなっており、同社の特色とも言えます。
「1%for the planet」というスローガンを掲げ、利益の内1%を環境保全のために寄付しています。
またロッククライミングが環境へ悪影響を及ぼすとなれば関連製品の生産を停止するなど、その信念は徹底されています。
2011年に日本を襲った東日本大震災では、いち早く仙台ストアを解放して、来店者へシャワーを提供した他、避難所に対して必要物資を提供するといった活動も行うことになりました。
この他、チャリティーTシャツを販売するなど、その徹底ぶりには目を見張るものがあります。
何よりも自然と人との調和を大切にしているパタゴニアだからこそできる偉業と言えるかもしれませんね。
パタゴニア日本支社の福利厚生について
パタゴニアの経営理念は「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。
そしてビジネスを手段として環境危機に継承を鳴らし、解決に向けて実行する。
」というもので、環境問題に対して積極的に解決のアプローチをしている会社でもあります。
生産及び販売しているアウトドア用品どれも環境に配慮がなされていることからも分かるように、環境問題を今解決しなければならない問題と捉え、率先して活動を行っているのです。
そんなパタゴニアの福利厚生は自然に配慮した一風変わったユニークなものもあります。
パタゴニアは日本国内の企業の中でも群を抜いて育児休暇の取得率が高いことで話題になりました。
国内企業で数十パーセントの取得率にとどまってしまうのは、日本の体質とも呼べるべき悪しき文化かもしれません。
育児休暇は取得しにくい休暇として考えられがちで、その意識も少子化問題を前にして徐々に薄れてきてはいるものの、それでもまだまだアナクロな考え方は根付いてしまっています。
さて、パタゴニアの育児休暇の取得率についてですが、なんと桁違いの100%となっています。
出産を迎えた社員全員が育児休暇を取得しているということになりますね。
パタゴニアでは育児休暇は2か月間、有給での休暇と規定されており、また男性女性を問わずに取得することが可能となっています。
また産休についても取得率が非常に高いのも特徴です。
仕事を人生の一部と捉えているパタゴニアだからこそ実現している、一風変わった福利厚生かもしれませんね。
パタゴニアでは求人票の一文目に「自然」「環境」といった言葉が用いられるほど、環境に対して熱心に取り組んでおり、大前提として自然を愛する人材を確保するという流れになっています。
勿論技能面についても職務を全うするために一定のスキルを要することにはなりますが、それ以前に環境に関心の無い人は採用する可能性が低いということも分かります。
アウトドア派の人材が多いからこその福利厚生があるという点は魅力的です。
パタゴニア日本支社にはシャワールームが備わっており、出勤前に汗をかいてもそこで流すことが可能です。
また季節労働者という制度も整えられていて、夏にはパタゴニアでサーフィンを楽しめるだけでなく、冬には北海道にてスキーを楽しみながら仕事をすることが可能になっています。
出勤前の朝の内にジョギングをする方も少なくなく、この他にもサーフィンをする人もいるため、社風が非常にオープンで快活なものになっています。
正社員として働く場合には、法律によって定められている厚生年金や健康保険、雇用保険などの社会保険についても当然完備されています。
この他にも交通費の全額支給や時間外手当、確定拠出年金といった一般的な福利厚生についても充実していますので、安心して働ける環境が整っていると言えるでしょう。
こちらは非公式ではありますが、社員をサーフィンに行かせるという取り組みもされています。
良いサーファーは時間を問わずに良い波が来ている時に海に出る、という考え方のもと、仕事とプライベートを共に充実させるために行われています。
この考えの根底には仕事の進捗度は社員それぞれが考えて判断すれば良いものであり、仕事に支障をきたさないのであればいつ休暇を取っても良いと考えられていて、こちらの方が組織的にもメリハリが付く上、社員の士気も向上するという理由があります。
社風は非常にオープンで風通しが良く、自然と共に生活するためならば協力するというスタイルは最大の福利厚生と言えるかもしれませんね。
企業情報
社名 | パタゴニア・インターナショナル・インク 日本支社 |
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URL | http://www.patagonia.jp/careers?ln=737 |
所在地 | 神奈川県鎌倉市小町1-13-12 |
電話番号 | 0467-23-8961 |
設立 | 年月日で入れる |
資本金 | 10万USドル |
従業員数 | 日本支社294名(パートタイムスタッフ含む) |
事業内容 | 日本、ヨーロッパに支社をおき、グローバルに事業展開する米国アウトドア衣料品製造・販売会社 |