株式会社チカラコーポレーションってどんな会社?
美容師の世界は華やかでファッショナブル。
顧客一人ひとりの美しさを追求する技術と、独自のスタイルを提案する姿にあこがれて美容師を志す人も少なくないでしょう。
しかし現実では美容師の世界は甘くありません。
徒弟制度が色濃く残った美容院の世界は激務が当たり前。
とくに新人は立ち仕事に追われて体を壊すこともしばしばです。
給料が歩合制の美容院であれば顧客の奪い合いもあり、精神的にも肉体的にもハードだといえるでしょう。
美容学校を卒業した若者のうち半数が1年で退職している現実を踏まえて、美容師が働きやすい環境を作ったのがチカラコーポレーションです。
チカラコーポレーションの目標は 「美容業界で一番働きたい会社になること」
美容師出身の社長 西靖晃氏は自身が美容師のときに苦労した経験から、美容師にとって働きやすい環境を整えることに尽力しました。
整った環境で働いてもらうことで、よりよい技術や接客を顧客に提供できるのです。
西靖晃氏は美容師時代にいきなりクビになった経験やひどい環境を目の当たりにしたことで憤りを感じ、美容師に愛される会社という理念にたどりつきました。
チカラコーポレーションに入社することで多くの美容師が充実した環境で腕を振るっています。
チカラコーポレーションは2003年、神戸・三宮に美容室「formage」をオープンしたことから始まりました。
美容院の激戦区神戸市を中心に明石市や尼崎市などに手を広げ、現在まで店舗は6店舗まで拡大しています。
社員コンセプトとして「クリーン&エネルギッシュ」を掲げ、活力的で清らかな社員を応援する会社です。
いままで美容師といえば縦型社会でフェアな環境での競争が生まれにくい環境でした。
それをお互いの能力をレベルアップするために、公平に切磋琢磨できる職場を作ったのです。
チームワークの根本は自分の成果だけでなく全体のことを考えることになります。
環境が整ったチカラコーポレーションはチーム全体を一人ひとりが考えることで、自分自身の能力も最大化できる場所です。
チカラコーポレーションの能力給は、3ヵ月に1度の査定をもとに計算しています。
能力給を算定するのは仕事上で関わる上司や同僚や部下です。
「360度評価」といわれるこの制度は店長も評価の対象。
チカラコーポレーションであれば公平な立場でテクニックの向上に努めることができます。
株式会社チカラコーポレーションの福利厚生について
チカラコーポレーションという名前を美容院としてではなくメディアにとりあげられたことで初めて知った人も多いでしょう。
チカラコーポレーションが取り入れた話題になった福利厚生が失恋休暇です。
これは失恋した社員が休暇を取得できるというもの。
美容師という職業は自分自身が売り物となる仕事です。
失恋して十分な仕事ができない状態で顧客の前には出られないということから、2011年の10月に生まれたのがこの制度。
この個性的な取り組みが多くのメディアで話題となりました。
失恋休暇の制度は簡単です。
店長に失恋休暇を取得したいと口頭で報告すれば翌日から失恋休暇を取得可能。
特別な書類は必要ありません。
休暇を取れる日数は年齢によって決まっています。
20代前半なら1日、20代後半なら2日、30代以上は3日失恋休暇を取得可能。
休暇の取得回数は決まっていないので何度でも利用できます。
さらに心の痛みの度合いによって日数も加算。
離婚の場合も取得できる仕組みです。
意外かも知れませんが、今まで失恋休暇を取得したのは男性ばかり。
離婚の際に取得してリフレッシュだけでなく手続きなどに利用したそうです。
失恋休暇の発案者は社長の西靖晃氏。
チカラコーポレーションは社員の7割以上が女性。
女性の恋愛に対する理解を会社が示す目的でできたのが失恋休暇制度です。
失恋休暇を利用するかどうかとは別に、社員の気持ちやプライベートを尊重する姿勢が失恋休暇にはあらわれています。
チカラコーポレーションでは創業当時から女性が働きやすい職場作りを推進しています。
産休育休制度を利用できるうえ、産休育休後に職場復帰するときも正社員、フレックス制度を利用した正社員、パート、の3つから自分にあった雇用形態を選択可能です。
フレックス制度は週30時間以上の勤務で完全週休2日、既婚女性ならみな利用できる制度。
チカラコーポレーションには産休、育休中のスタッフやフレックス制度を利用した正社員などさまざまな働き方を選択した女性が在籍しています。
子育て中のスタッフにとってありがたいのが緊急有給休暇制度。
これは子供の急な発熱病気のときに急な早退、欠勤時に時間単位で有給休暇を利用できる制度。
子どもは小さな変化で体調を崩します。
緊急有給休暇制度実際に多くのママスタッフの助けになっている制度です。
チカラコーポレーションの昇給できるチャンスは年4回。
3ヶ月に一度査定を行って能力給を算定しています。
完全歩合制の給与システムだと、スタッフの努力が売り上げなどの形にならないとスタッフに反映されません。
スタッフにとってフェアで納得できる制度としてスタッフ同士が能力を算定できるシステムを導入しました。
給与システムを作るのに一番時間と労力を使ったという西靖晃社長。
紆余曲折を経て現在の形にたどり着いたそうです。
スタッフの成長を応援するチカラコーポレーションではセミナーや社員会も充実しています。
もちろん勤務時間中に開催し、社長の方針を伝える場としても利用されています。
店舗ごとに週に1回レッスン日があり、お店のスタッフ全員で練習することでテクニックの底上げが可能。
レッスン用のウィッグは会社が半額負担するので、スタッフが技術の向上に思う存分力を注げます。
チカラコーポレーションではスタッフ全員が利用できる制度のほか家族手当てのように個々の事情に配慮した取り組みも実施されています。
社長自らがスタッフを大切にする姿勢を示し、制度として反映している会社です。
リフレッシュ休暇では5年以上働いた人は12連休を取得できるなど、仕事と生活のバランスをとりやすい環境が整備されています。
企業情報
社名 | 株式会社チカラコーポレーション |
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URL | http://www.chikara-co.jp/facillity.html |
所在地 | 兵庫県神戸市中央区加納町3丁目1-18-B1F |
電話番号 | 078-381-6308 |
設立 | 2003年7月 |
従業員数 | 57名(アルバイトを含んだ従業員数) |