三越伊勢丹ホールディングスってどんな会社？
三越伊勢丹ホールディングスは、日本国内の政令指定都市にはほとんどある百貨店です。
売上や規模も日本では首位を誇り、世界進出も果たしています。
1990年代、日本最古の百貨店である伊勢丹が三越と経営統合し、現在の形になりました。
歴史があり、伝統がある格式のある百貨店であり、百貨店の経営は苦しいと言われている現在、誠実に真面目に、お客様一人ひとりと向き合うことをモットーに、新しい時代のニーズを解析しながら、さまざまなことにチャレンジしている企業です。
規模が大きな百貨店と言われていますが、具体的にはどれくらいかというと、年間入店客数が2億人以上で、これは日本の人口の約1.5倍に相当します。
年間売上高は1兆2,000億円以上。日本一と言われる百貨店ということは納得できます。
従業員数の数は約2万6,000人です。
さらに、1年間で売れた服は約1,300万枚以上、という数字です。
規模の大きさは別格です。
全国に多数ある百貨店ですが、それぞれオリジナリティがあります。
伊勢丹新宿本店は世界最高のファッションミュージアムと言われるように、ファッショナブルな雰囲気です。
店内にはオシャレなカフェもあり、服も買い物がしやすい工夫がなされています。
三越見本橋店は世界最高のおもてなし、といったコンセプトから分かるように、品があり、店内に入ると落ち着いた雰囲気で買い物ができます。
三越銀座店は世界の銀座のランドマークと言われています。
優雅な雰囲気と活気がある、独特の雰囲気を持っています。
カタログやテレビショッピングなどの事業も展開している企業です。
食品製造や卸売、スーパーマーケット事業、食品の宅配事業なども展開しています。
通信販売は主婦層に根強い人気があります。
これほどネットが普及していても、中年以上の主婦はネットよりもカタログやテレビショッピングを利用している人も多いものです。
ギフトの企画・販売、百貨店をはじめ商業施設のイベント企画・運営・販売、紳士服の製造や販売、さらにワインを中心に洋酒や食材、雑貨などの輸入事業、英国のブランド「ハロッズ」の雑貨、食料品などの輸入・販売も行っています。
さらに人材派遣や教育研修事業、不動産管理業、物流事業、CMや番組の制作、イベントやキャンペーンの企画・運営など幅広い事業展開をしている企業でもあります。
三越伊勢丹ホールディングスの福利厚生
三越伊勢丹ホールディングスは、従業員全員がここで働くことに誇りを持ち、安心して働けることを目指し、福利厚生を充実させています。
働きやすい環境はどういったものか？仕事に専念できる職場体制はどういったものか？といった点に着目し、誰もが仕事に励み、安心して働ける職場づくりをしています。
健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険は全員が加入できます。
さらに三越伊勢丹グループの労働組合にも加入できるため、勤務上で困ったことがあれば、相談できる窓口があります。
健康診断も毎年受けることができ、インフルエンザの予防接種も受けることができます。
従業員が健康で仕事をするためには、健康診断は重要なことです。
万が一病気になっていても、早期発見をすることができます。
インフルエンザの予防接種も、自分では進んでいかなくても、会社で受けるように指導されるため、きちんと予防をすることができます。
また、三越伊勢丹グループ共済会による制度があります。
医療共済制度では、病気や怪我で入院をした場合や手術をした場合、一定の給付を受けることができます。
災害補償制度もあり、住んでいる家が地震や火災、風水害などの被害にあった場合に、見舞金を受けることができます。
仕事だけを一生懸命するのは悪いことではありませんが、休息を取らないと身体的にも精神的にも参ってしまいます。
そこで頼りになるのが休暇です。
年次有給休暇は初回契約時は、7ヵ月以上で10日、勤続年数が5年以上で20日つきます。
さらに結婚休暇、忌引休暇、配偶者出産休暇、災害休暇があります。
奥さんが出産する場合は、心置きな会社を休むことができるのもうれしいことです。
産前産後8週間の産前産後休暇、子どもが2歳になるまで利用可能な育児休業制度があります。
さらに子の看護のための休暇は年間最大10日、家族の介護のやめの休暇も年間最大10日取ることができます。
また、通算365日まで利用できる介護休業制度もあります。
三越伊勢丹の核店舗で社員割引で買い物ができる社員買物割引制度や、結婚、出産、入学の際にお祝い金が受け取れる制度、旅行や宿泊、各種チケットなどが割安で手配できる制度があります。
低額でさまざまなサービスを受けることができるのは魅力です。
休日なども買い物に出かけたり、休暇中に旅行に出かけたりすることも気軽にできます。
リフレッシュしやすい環境がある、ということです。
歴史と伝統のある百貨店である三越伊勢丹では、その分教育に関するノウハウも蓄積されています。
それを活かした多彩な教育プログラムが実施されています。
基礎教育においては百貨店のサービスを提供できるよう、基礎的な知識や態度、技術を身につけられる教育を行っています。
社会人としての言葉づかいから、電話の応対、職場のルールとマナーなど、社会人として身につけておきない内容です。
さらに販売の基本や接客について学びます。
接客の基本を勉強するロールプレイングは実践と同じように行われるので、非常に勉強になると言われています。
さらに、お客様との会話やお客様の気持ちを考慮した接客について学ぶプログラムもあります。
自分の苦手分野に関しては、自分で選び勉強することができるセミナーを開催しています。
また、百貨店プロセールス資格制度、社内資格制度など、いろいろな資格取得をすることができ、資格の勉強をすることで、接客や百貨店のスタッフとしてのスキルを身につけます。
企業情報
| 社名 | 株式会社三越伊勢丹ホールディングス |
| URL | http://www.imhds.co.jp/ |
| 所在地 | 東京都新宿区新宿五丁目16番10号 |
| 設立 | 2008年（平成20年）4月1日 |
| 資本金 | 501億円 |
| 事業内容 | 1. 百貨店業等の事業を行う子会社およびグループ会社の経営計画・管理ならびにそれに附帯または関連する事業 2. 百貨店業等の事業 |