株式会社カヤックってどんな会社?
1998年に創業を開始した株式会社カヤックは、自らを「おもしろ法人」と名乗り、とにかく面白さを追究した事業を展開する会社です。
経営理念は「つくる人を増やす」で、クリエイティブな事業にはこの理念が必要不可欠となっています。
具体的な事業内容としては面白いゲームを提供する、もしくは面白いサイトを提供するというもので、とにかく笑いを提供してくれるサービスを展開しています。
またゲーム以外にも飲食事業にも着手しており、ここでも従来の飲食店には無いカヤックらしい面白さが取り入れられています。
多数のゲームを配信していますが、しかしながら同じく多数の失敗を重ねており、とにかく行動を起こしてダメだった場合にはすぐに撤退するというスタイルを貫きとおしています。
会社、仕事となると堅実さや誠実さ、真面目さなどが必要となり、カヤックもその例外ではありませんが、同社ではこれらに加えて「面白さ」が追究されています。
給料の一部をさいころを振って決める、社員全員で採用活動を行う、ワークスタイルにも自由が利くように休暇制度が整っている、その他ユニークなアイデアが用いられた社内制度によって社員のクリエイティビティをサポートしています。
面白いサービスを提供するためには面白く働く必要があるという考えの下、社員の士気を高めるためにユニークなサポートをしているのです。
誰と一緒に働きたいかをもっとうに採用活動を進めるのも面白いですね。
カヤックは創業した当初、Tシャツのオーディションサイトやインテリアショップのポータルサイト、絵画の販売といった事業を運営していました。
それからスマートフォン向けのゲームアプリの事業にて成功することになり、現在ではこの事業が主力となっています。
経営理念でもある「つくる人を増やす」という考え方は非常に奥が深く、誰かに喜んでもらうために自分を見つめなおす、ということで、好きと嫌いという価値観を明確にすることによって事業へも良い影響を与えるということを意味しています。
ゲーム事業は主力になってはいるものの、ウェブサイトの運営についても行っており、今後も同様の流れが維持されていくことが予想できます。
しかしながら、いずれの事業についても面白さを追究していることは共通しています。
面白いコンテンツを作りたい人にはぜひお勧めの企業と言えます。
株式会社カヤックの福利厚生について
自らを面白法人と称している株式会社カヤック、さすがに提供するサービス以外の部分では「おもしろさ」は関係ないと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかしカヤックでは実にカヤックらしく、社員のための制度についても面白さが追究されており、ここにもカヤック流の「24時間遊び、24時間働く」という精神を垣間見ることができます。
それではカヤックの面白い福利厚生制度について見ていきましょう。
カヤックでは社員の働きに対する報酬は「運」「社員の相互評価」「上司の評価」によって決定されています。
中でもユニークなのは、なんと給料の一部をサイコロの出た目によって決定するという制度です。
しかしこれは基本給が少なくて、もしもサイコロの1が出たら生活がままならない、というわけではありませんのでご安心ください。
月給について社員の相互評価と上司からの評価によって決定されており、サイコロによる給料はその月給に上乗せする形で発生することになります。
出た目の数にパーセントをかけることによって上乗せ分が決定するという制度で、もしも月給が30万円で出た目が1だった場合にはその1%、つまり3000円が乗せられることに、出た目が6だった場合には6%、1万8千円が乗せられることになります。
給料にもカヤックらしい遊び心が取り入れられていることには驚きですね。
また何かしらの成果を残した場合にはサイコロ給が2倍になることもあるのだとか。
面白い制度ですよね。
カヤックでは仕事をする場所や仕事の仕方についても遊び心がプラスされています。
旅する支社制度によって、過去には日本国内でもオフィスでもできる仕事をあえて海外で行うということもありました。
ハワイやイタリアなどで遊びながら仕事をこなすということもあるそうです。
インターネットの環境さえあれば問題無く仕事はこなせるそうです。
この他にもフレキシブルに働けるような環境にするために、時間を指定して短期間で仕事をこなすという、通称「ウルトラマン型勤務制度」も用意されています。
趣味に時間を使いたいから週休を3日間にして、その分平日には存分に仕事に励むという働き方をすることも可能で、プライベートな時間、家族との時間を大切にできるのも魅力となっています。
また誕生月には1日だけ休暇を取ることが許されている「誕生日休暇制度」があるなど、通常の会社には見られないようなユニークな制度が整っています。
「ライバル指名制度」や「いしころぼうし研修」など、独自の制度が整っているのも実にカヤックらしいです。
ライバル指名制度は、他の社員さんを指名して「ライバル」とし、両者の仕事の内どちらの方がより良い仕事をしたのかを競うというものです。
評価は全社員が行うものとしており、半年という期間を設けた上での勝負が開催されることになります。
ライバル指名制度によって勝った社員にはサンキューにちなんで3万9千円が与えられることになります。
「いしころぼうし研修」はかぶると石ころと同じ扱いを受けるというドラえもんの道具にちなんだ制度で、ぼうしを実際にかぶって他の社員の働きぶりを研究することが可能となっています。
仕事は盗めとはよく言われますが、このいしころぼうし研修はまさに見て学ぶための良い研修と言えるのではないでしょうか。
この他にも全員社長合宿が行われたり、ユニークな名前の社員寮が用意されていたりと社員の士気を高めるイベントや制度が多く整っています。
おもしろ法人を名乗るだけのことはあり、福利厚生においても持ち前の「おもしろ」ぶりが発揮された制度が整えられているのです。
企業情報
社名 | 株式会社カヤック |
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URL | http://www.kayac.com/company/institution |
所在地 | 神奈川県鎌倉市小町2-14-7 かまくら春秋スクエア2階 |
電話番号 | 0467-61-3399 |
設立 | 2005年1月21日 |
資本金 | 489 百万円 |
従業員数 | 230人(正社員・契約社員)(2015年12月末時点) |
事業内容 | 日本的面白コンテンツ事業 |